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シン・ウエダ雑記
2020.05.19
ウエダ版新しい働き方のはじまり 新型コロナの波、来たる
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
この状況になってお昼のテイクアウトやデリバリーを多くのお店が始められたので、利用してみました。
「生きることは食べること、食べることは生きること」なわたしにとって、コロナによるありがたい副産物かもしれません。
改めまして、ウエダ本社のあさいです。
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前回のブログでは、新型コロナ拡大以前からのウエダの働き方における取り組みについてお伝えしました。
今回はついにコロナがやってきて…というところに入っていきたいと思います。
世界で、日本で、新型コロナの拡がり
そもそも新型コロナって社会でどのように拡大していったのかを簡単に振り返ってみると…
2019/12月 中国 武漢市で原因不明の肺炎患者確認
2020/1/16 日本国内初(武漢市から帰国した中国人男性)の感染者確認
2020/2/13 国内初の死者確認
2020/3/12 WHO流行状況を「パンデミック」認定
2020/4/3 世界の感染者100万人を突破
2020/4/7 緊急事態宣言を7都府県に発出
2020/4/16 緊急事態宣言を全国に拡大
2020/5/14 緊急事態宣言を39県で解除
全然簡単には振り返れませんでした。「パンドラの箱が開けられた」と言う人もいるくらいのことです、簡単には振り返れないですね。
日本人の生活にフォーカスすると、2月末には学校がストップ、首都圏の企業の一部では3月から原則在宅勤務が始まっています。
半ばには東京オリンピックの延期も決まりました。いまとなっては”そういういもん”な感じもしますが、選手村として使われる予定のマンションは、来年の今頃には一般入居者が暮らしているはずでした。一体どうなるんでしょう…
京都に、そしてウエダに新型コロナの波が押し寄せる
大規模イベントや外出自粛のムードが一気にひろまったことで、例年3~4月はお花見で多くの観光客が京都を訪れるにもかかわらず、各観光地・名所も人通りはほとんどなく、ガラン、としました。
4月頭の休日に不要不急ではない所用で京都駅を利用しましたが、あんなに歩きやすい南北連絡通路(京都タワー側烏丸口と新幹線ホームを結んでいます)は初めてでした。
ウエダ本社の業務的な面で影響がではじめたのは、3月くらいからでした。
まず、BtoC事業を展開されているお客様が店舗等を縮小営業・臨時休業にされ始めました。そういった情勢を受けアポイントの際には訪問して大丈夫か伺ったり、マスクを必ず着用するようになりました。
(いまはマスク無しだと不審がられても仕方ない状況だと思うと…少し寂しいような・仕方ないような、ざわざわとした心地があります)
同時にウエダ本社内では換気・手洗い・アルコール消毒等を徹底するようにしました。
各フロアのエレベーター前にはアルコールを設置。執務フロアの5・6階は窓を大きく開けて常に換気、5階の個室ミーティングルームに関してもドアを開放しての利用をルール化しました。
そして3月も後半になってくるとその影響・支障は大きくなっていきました。
予定されていたお客様それぞれとのワークショップは延期になり、お客様先(特に京都市外)への訪問も遠慮せざるを得なくなってきました。
緊急事態宣言発令の可能性が報道され始めた頃から、東京に本社を置くような大手取り引き先様からは対応状況に関する連絡が来るようになりました。
諦めることが増えていく中、実施したオンライン企業説明会(3月30,31日)
お客様個別のワークショップに限らず、社内イベントは軒並み中止・延期になっていきましたが、この春はじめた「Beyond Career」…人と組織の多様な関係性を育む”ことを目指すキャリア支援サービス…では
「オープニングイベントは諦めても、新型コロナで就職活動も難しくなっている中、京都で働きたい人と企業の出会いの場を作ろう!」
と、3月30日・31日にオンライン企業説明会を実施しました。
1週間程度の告知期間にも関わらず、開催2日間で企業8社と求職者約70名との出会いの場をつくることができました。
”オンライン参加でも得るものが多いように”と、企業担当者が自社の説明をする隣にBeyond Careerスタッフが腰掛け、時々質問もしながら話を聞く、というスタイルの企業説明プレゼンを配信したのですが
「企業に対し、求職者目線で質問を投げかけてくれるファシリテーターが居て理解が進んだ」
「自分では発想していなかった質問や深堀りが、ありがたかった」
という反応をいただきました。これはオンラインだからという部分ではなく、むしろ本質をついたご意見で、ありがたい発見であると共に本当にいい機会をつくることができたなぁと感じています。
そして何より、オンラインイベントが当たり前になり始める前で、企業も求職者も不安を抱えていた時期に、この機会をつくることができたことの手応えを感じることとなりました。
このオンライン説明会及びBeyond Careerに関して、弊社の王がSILK(京都市ソーシャルイノベーション研究所)様のインタビュー企画にてお話しております。
そしていま振り返ればこのころから、急加速度的にものごとが動いていきました。
ソーシャルディスタンスを保った入社式(4月1日)
そして新年度4月1日、ウエダ本社に新しく1人仲間が加わりました。
新入社員の田中さんは入社してから刻一刻と目まぐるしく代わる社会情勢・ウエダ情勢の中でも
たくさんのものごとを吸収したり、多くの経験をつもうとポジティブ&明るい雰囲気で、周りのメンバーは日々エネルギーと刺激を受けております!
社内で”コロナ対策”掲示板が生まれる(4月2日)
翌4月2日に、社内グループウェア上に社長からの
こんなことはみんな初めてで正解はわからないです。その不安感などを人にぶつけるのではなく正しく恐れながら、新しい対策やアイデアをドンドン出していきましょう!
というメッセージと共に【コロナ対策】という掲示板が作られました。
すぐにいろいろな情報が集まってきました。
「A社訪問時、体温チェックと会社名・氏名・来訪日付の記載を徹底しておりました」
「知り合いの会社で電車やバスの利用を避け、自家用車出社が許可されました」
「B社では原則テレワーク、補助金を使って週休3日制を導入されるようです」
「もし在宅勤務となった際、各社員の家庭ネット環境はどうなってますか?」 等…
掲示板が立ち上がってからわずか3日で、簡単にとりかかれそうな取り組みから就業体制の話までが寄せられ、一番多くあがっていたのはいかに不特定多数の人と接触しないか、という点でした。
全社員で時差出勤導入と朝礼等諸ルールの変化(4月5,6日)
そして4月5日は日曜日でしたが、夕方社長からメッセージがありました。
出勤については、満員を避ける事を皆で決めたいと思います。
という事でいくと、・在宅できる人は在宅にする。
・営業などは直行、直帰できる時はする。
・朝、早く来れる人は早くから/遅く来る人は遅くまでの勤務にする。
・混雑時に遭遇する人は車での出勤にする。等が考えられますが、”これらを取得する人それが取得できない人の立場をしっかり考えるという事と、やるべき事はしっかりやる”という前提があります。
掃除のやり方や朝礼のあり方等、やるべき事はしっかりやることについても考えていきましょう
このメッセージを受けて、翌日6日(月)に全社員で時差出勤を始めることがきまりました。
まずは6日~10日の1週間、早番:7時50分出社/通常:8時50分出社/遅番:9時50分出社それぞれ必ず1度ずつ試して、交通機関の混み具合と各個人の勤務しやすさを実感する期間としました。
あわせて朝礼も簡素化。
必要最低限の報告だけに留めて、月曜日に行っていた「ウエダの価値」を確認する時間や毎朝の「ベーシック10」(ウエダ社員の心得10ヶ条)唱和も省略することになりました。
フロアの中心に集まって行っていましたが、それもやめて大きく間隔を取るようにしました。
そしてこの週が終わるのを待たず、さらに新たな変化や対応をしていくことになるのです。
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