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社長ブログ

2018.06.02

改革のヒントは足元にあり

ルソンの壺が放送されて、大きな反響を頂いております。

本当に関西だけの放送にするのは勿体ないくらい、経営者層の方はほぼ100%ご存知の番組で、たまたま見たというお声や、やはり、「ようやくやっている事が分かった」というお声を沢山頂いております。

我々自身、収録に向けてはかなりの時間を費やしましたが、撮影にご協力頂きました、京都信用金庫様、ロマンライフ様、京都工芸繊維大学仲教授と研究室の皆様には、本当にお世話になりました。

特に京都信用金庫様には、何度も、その使用風景の為の撮影などにもご協力頂き、大変申し訳なかったのですが、一方では京信さんの姿勢、取り組みを紹介できる事にもなって、良かったと思います。

京信さんは、増田理事長が、金融機関ではあり得ない、”数字ノルマ廃止”を宣言され、本来の地域金融、信用金庫としての使命を追求されていますが、今回のオフィス変更もそれにリンクしたもので、今期の組織変えで、縦割りから組織横断型の組織に変え、価値創造本部というものを新設されたのですが、”その姿勢を表すものにしたい”というのが、インタビューにも応えて頂いていた榊田専務の強烈なご意向でした。

放送だけでは分かりにくかったと思いますが、今回、変更させて頂いたフロアは本店の心臓部で、通常は心理的も含めて壁だらけのエリアを、ガラス張り、オープン型にされたのですが、多分日本の金融機関で、心臓部をあの様にされたのは初めてではないか?という画期的なものです。

又、保守的な業界でこれだけの画期的な変更をTOPの意思で進めた場合、通常は形骸化して、中の方々は白けているというのがパターンですが、京信さんの場合、スタッフの方が戸惑いはありながらも、自分達はこの方向に進んでいかないといけないという意識をお持ちだからだと思いますが、実際に活用されていて、しかも改善しながら自分達のモノにしていこうとされています。

そういう雰囲気は、リニューアル後にオフィスに行くと直ぐ分かり、これらを見ると、組織の状況、風土というものが良く分かりますし、そんな意味あるオフィスや、組織変革のお手伝いをさせて頂くと、大変嬉しく思います。

ロマンライフ様は、今回我々が取り上げられた特徴の一つである、ワークショップを行って自社を考えていく事を、丁度やっていくタイミングでありましたので、映像の場面は、本当にその第一回目でしたが、アイデアがドンドン出て、初回から良いコンセプトが出て来たそうですが、これも、やはり良い会社だからこその雰囲気でした。

両社とも、単に儲かればいいという企業姿勢ではなく、自分達はどうあるべきか?自社の役割は?そして、会社、個人共に成長していく姿を目指しておられるからこそ、この様になるのですが、そんな価値観の会社さんだから、オフィスへの考え方も、働く人の事を考え、だからこそ、ウエダ本社にお声がけ頂けているのだと思います(笑)

実際、儲かればいい、社員は言う事を聞いて間違いなくやればいい、という会社であれば、オフィスにお金を掛けるのは無駄だと思われるでしょうし、安い所で、安い物を調達すればいいのですから、我々の出る幕などありません。

そいう意味では、我々のミッションは、単に机、椅子を並べてというのではなく、オフィスの在り方に関心を持つ企業を増やしていく事だと思いますし、そうしていく事で、人と共に成長していく企業を増やしていく事だと思います。

そんな我々の想いにもご賛同頂き、ご協力頂いてきた京都工芸繊維大学の仲研究室様とは、この様な価値を生み出すウエダ本社をもっと分かりやすく、伝えやすくする為のブランディングの研究に入っており、今週も三回目の社員プレゼンを行いました。

それぞれの社員が、それぞれの立場から、ウエダ本社の魅力についてプレゼンするのですが、毎回このプレゼンを見ると嬉しくなります。

それぞれのキャラクターもよく表れるのと、逆に、こんな風に考え、捉えていたのか、
思っていた以上によくできる、或いは、確実に成長してくれている、と感じる者もいたりで、これを皆で共有していくと会社(組織)は確実に良くなるだろうと思います。

これも営業を止めて、多大な時間を掛けて行うのですから、やはり、単に会社が儲かればいいと考える所では、無駄にしか見えないと思います。

そんな事ばかり言っていると、現状、風土や意識が高い会社でないと、ウエダ本社に頼みにくいと思われるかもしれませんが、そんな事はありません(笑)

番組では「改革のヒントは足元にあり」と言っておりましたが、我々はその企業(組織)の今の現状から踏まえて、その状況に合わせて一緒に考えて参りますので、お気軽にお声がけ下さい。

日大の問題はまだまだ連日報道されています。
あの組織は、飛びぬけて酷すぎるとは思いますが、同じ種類の構造で動いている企業(組織)は、実は沢山あると思います。

そんな組織は、たまたま問題が出ていないだけで、他人事ではないと思います。

足元から、その様な組織風土、価値観を崩していきませんか?
まずはTOPの問題ですが。

*NHKルソンの壺は、6月4日0時10分(3日深夜24時10分)~再放送されます。

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