大阪万博に向けて

今週は週の内の三日、大阪にいました。

昔、京都の人が外に出ないという事を不思議に思っていましたが、自分自身も京都が長くなると、仕事で大阪はあまり行かなくなってしまっています。

神戸に住んでいる頃は東京で言うと23区内くらいの感覚で気安く行き来していたのが、JRで10分ほどしか変わらないのに、何故か京都から大阪は遠く、考えてみると、週の内三日大阪というのは、ひょっとしたら初めて?くらい珍しい事でしたが、それは京都の特殊性と共に大阪のポジショニングも関係している様に思います。

三日の内の二日は、Googleクラウドと、インテックス大阪での住宅、ビル、施設関連の展示会でしたが、東京では3万人ほどの来場があるというGoogleクラウドの展示会も、その10分の1も居なかったと思いますし、インテックスの展示会は、大阪でよくこれだけ集められたとは思いますが、やはり東京での展示会と比べると見劣りするもので、展示会ビジネスで成功している主催者だけが凄いなあと感じるものでした。

インテックスに行った際には、近くにある複合型商業施設ATCにも寄るのですが、華々しくできた時代を知っているだけに、行く度に物悲しくなります。

インバウンドで観光客が溢れ、2025年の万博開催に向けても、一時期より地位の向上は見られる大阪ですら、東京と同様の展示会では見劣りが否めなかったり、ハコモノで作られた施設は、その運営がおぼつかない状況なのですから、少なくとも東京以外の地域は、価値展開をしないといけないのは明らかです。

土曜日には先日、来日されていたジムロジャース氏のセミナーを大阪で主催されたレオ財団の橘理事長にお目に掛かりましたが、世界の三大投資家のジムロジャース氏が、自分のお金は日本から全て引き上げたという事実からしても、日本には時間が無いのだと仰っていました。

来月から消費税が上がって、景気への影響が心配されていますが、私は個人的には、これまでの消費税導入や、アップした際よりは影響は少ないと思っています。

しかしそれは良い意味で言っているのではなく、本来は社会保障などに向けられて、将来の安心の為とまでいかないまでも、不安を取り除く為のものであるのに、誰一人、そんな問題が改善されるとは思っていないので、逆に言えば、消費税を上げなくても不安感は拭えないでしょうし、上げても、歳出が100兆円を超える予算をメリハリも無く組んでいる様では、この先15%、20%と上げていかなくてはならなくなるでしょう。

そうではなく、抜本的な価値観から変える必要があるのですが、もう東京と同じ価値観でのランクの呪縛から解き放たれる事が重要だと思います。

2025年の万博後に、物悲しくなるハコモノが残らない様に、大阪万博は、価値観の大転換を世界に見せるものにしていってほしいものです。

どの地域もそうですが、まずは大阪、名古屋、福岡という都会から、東京とは違う特色での街づくりを目指して欲しいと思います。

その、何処にでもある様な商業施設やハコモノって必要でしょうか?

大阪万博は、日本にとって最後のターニングポイントだと思います。