「自信が無い」からこそ

ウテナワークス(旧メガミ)の代表となってから、最も多くお話を聞いている方と言えば、お子さんをお持ちの主婦だと思います。

そしてその主婦の方たちから、仕事について出て来る言葉と言えば、「自信が無い」という事です。

キャリを持っておられた方も、育児で何年も社会から離れてしまっているので、そのキャリアやスキルは使えない、と殆どの方が思われていますし、増してや専業主婦でやって来られた方などは、”私などには何も無い”と思っておられたりして、異口同音に「自信が無い」となるのです。

その社会と”隔絶された”と思っておられる方からすれば、企業に入っていくという事が巨大な壁で、そこを崩してまでと思えるには、それこそ”自信が無い”と、そもそもそんな所に向かっていこうとならないのです。

そして、多くの先輩女性、先輩お母さん達の、その様な姿を見ると、これから働いていく女性、結婚、出産をしていこうとする女性は、必然的に”働く”という事に対して、男性とは違ってストレートに向かって行けず、分けて考えなければならない局面が沢山出て来るのだと思います。

いつも言いますが、そんな所を崩せずに、いくら産休、育休などの制度を整えても、抜本的な問題解決はできないと思うのです。

ウテナワークスのオフィスにお越し頂いて、少しお話させて頂いたり、その後、ウエダ本社のオフィスの見学などもして頂くだけで、社会と隔絶を生んでしまった”企業”という巨大な壁が少し崩れ、大感激されたという感想を聞いたり、実際にその感激される姿を見ていると、我々の向かっている方向が間違っていないという手応えは強く感じます。

”自信が無い”という事で言えば、私自身の事をカミングアウトすると、50歳を過ぎて以降、ドンドン自信を無くしていっています。

それは事業や会社ではなく、自分自身の能力についてという意味ですが、厳しい状況で、虚勢を張ってやって来なければならなかった時期もありますが、40代までは自信を持ってやって来ていたのが、50を越えたあたりから、何も出来ていない自分に気づき、52、3の頃は一番迷っていました。

今55となり、能力無いのだから、能力ある人にやってもらおう、助けてもらおうという感じで、その自信の無さも決して悪いものではない気がしています。

「自信が無い」と仰る女性の方も、話を聞いていけば、決してそんな事はなく、その振り向け先を変えたり定めていけば、大変喜ばれるキャリアや素養をお持ちで、それをしっかりしていけば、その「自信が無い」という裏側の、やる気や、だからこそ共創していく力を生み出していける様に感じます。

ウエダ本社も幸いな事?に、私自身が、教育などの制度を作る能力がないので、そういう意味でも外部の色々な団体や起業家などとコラボして、優秀な人達と仕事をする事によってスタッフに成長してもらおうという企みもあったのですが、色々な有能な人達とのプロジェクトによって、スタッフも少しづつ成長してくれています。

そんな事も考えると、”競争”ではなく”共創”していかなくてはならない今後は、やはり女性の時代で、「自信が無い」の裏側か、根底にある力が、重要になってくると思います。