結果を出すにおいての必要条件

今週も、京都市の地域企業の表彰式に始まり、京都府関連の会議、自社での主催、共催セミナーと、それ以外にもコーディネーターを務めるものなど、イベントだけでもバラエティーに富んだ一週間でした。

又、クオリア朝食会では、元カルビー会長の松本さんにショートスピーチでお越し頂きました。

20名程の朝食会にご同行も無くお越し頂いたのですが、講演ではないので、ホテルで機器類の調達もない事から、いつもは8時スタートのギリギリに行く私も、7時に入って準備を行なっていると、松本さんが想定外の7時半前に来られ、慌てましたが準備のお陰で事なきを得ました。

以前、京都流議定書や、京都経済同友会にもお越し頂いているので、お話は何度か聴いていますが、プロ経営者で、それこそ、”結果にコミット”されながら、一方で人を中心に考えてのマネジメントのお話は、何度聴いても背筋が伸びる話でした。

簡単に言えば、会社経営においての必要条件は、世の為、人の為で、十分条件は儲ける事。以上!という話です。

あの強烈な個性で一見、強権を発揮して、ビシビシの成果を出して来られたのかと思いきや、権限移譲は最大の人材育成と言われる様に、管理型とは全く逆で、コミットメントと権限委譲でやって来られたのです。

同じ日の夜には、毎回、コーディネーターの私が一番楽しんでいると言われる”京都に選ばれ続ける企業経営を学ぶ全四回”シリーズでロマンライフの河内社長にお越し頂きした。

ロマンライフという社名で分からなくても、マールブランシュというケーキ屋さんや、茶の菓はご存知の通り、今や京都の洋菓子として地位を築かれた存在ですが、倒産しかかった所から、大転換をしていかれて今の姿があるのは、働いている人を大切に考えて来られた事が全てだという事がよく分かりました。

最も驚きだったのが、マールブランシュが認知され、全国から出店依頼があり、一時期は37店舗まで広がった所から、一転京都だけに絞られたという事で、その理由が、東京などの百貨店で販売していたスタッフが疲弊して幸せそうではなかったから、という事でした。
売上は伸びている中、役員も全員反対、百貨店などからも困ると言われる中、最後の撤退までに10年要したそうですが、結果、京都だけ(一部、インバウンド対応の空港店はあります)にして、皆が幸せそうになって良かったとの事でした。

他にも色々な話がありましたが、全ての根源はこのスタッフを幸せにするという事であり、ここまでの関係性を作っておられると、どんなビジネスでもうまくいくだろうと思いましたし、又、同じ商品としても、何となく違うというものが醸し出されるだろうと感じました。

他にも、TRAFFFICで行なった、サイレントボイス×革靴をはいた猫×ウエダ本社のセッションでも、障害者の働き方という話ではなく、コミュニケーションの取り方、人をしっかり見ていく事の重要性の話であったり、NEWS PICSのイベントでの話も沢山ありましたが、ぜーんぶ、やっぱり人が大事の話です。

こんなイベント三昧の週ですが、その間に、紹介して頂いた企業さんと商談をしたり、うちの営業の報告や相談などを受ける”仕事”もしっかりしておりましたが、瞬時に我々の価値観や方向性を捉えて頂ける所と、幾ら説明しても全く理屈が通じない所とがまだまだ混在しています。

人を大事にする経営というのは、何も、優しい、甘い話だけではありませんし、逆に、人が大事と言いながらも、実体はそうではないケースもよくあります。

松本さんは、会社は魅力的な人を作る場であり、人が優秀になる為の環境と制度を作らなくてはならないと仰っていましたが、人を大事にする事が、結果を出すにおいての必要条件という日も、かなり近いと思います。