価値観転換の年、京都の役割

新年早々から、米国によるイランの司令官殺害という衝撃的なニュースや、日本でも保釈中のゴーン被告のレバノン逃亡という作り話の様な事件で、波乱の幕開けとなってしまいました。

我々の業界でも、富士ゼロックスが米国のXEROX社と提携を解消し、2021年からブランドも変更するとの大きなニュースが飛び込んで来て、業界関係の年始の挨拶は専らこの話で持ち切りとなりましたが、今年からはこんな風に足元でも激変していくのは間違いないと思いますし、その中で自社や自分がどの様に進んでいくのか?しっかりと考えていける事、その差で決まっていくのだと思います。

ゴーン被告の記者会見は、色々な面でがっかりしました。

あのずば抜けた能力とリーダーシップは、経営者の端くれとしては羨望しかなく、これまでの拘留のされ方など、日本の司法もどうなのか?と思っていた面もあったのですが、今回の逃亡も22億円かかったとも報じられていますが、それでいてあの程度の会見だったのですから、逆に、これまでの事も、私利、私欲でやっていた人だったと肯定した様なものだと感じました。

これから混沌とした時代になると、自社や自分が強い意志を持って進むという事で、自国主義、利己主義が強まっていく様にも思いますが、長~い目で見ると、やはり自然の摂理に従ったもので、共生していけるものに淘汰されていくのだと思いますし、この価値観のせめぎ合いが起こっていく時代だからこそ、より日本が重要であり、その中で本来の日本の価値観が残る京都の価値観が、大袈裟ではなく、日本にとっての生命線だとも思っています。

仕事始めの初日は、毎年、京都経済四団体の新春年賀交歓会に参加しておりますが、今年は、来月行われる京都市長選挙において、商工会議所会頭、京都府知事、京都経済同友会代表幹事が揃って、現職の門川市長へのオール京都での対応を呼び掛けておられたのは、これまでには無かった危機意識を感じました。

京都の特殊性もありますから、ちょっとしたノリやムードで単に変えるというだけで変な選択をすれば、この四年間で取り返しのつかない事にも成りかねないと思いますので、政財界のTOPの皆さんと狙いが同じかどうかは分かりませんが、混沌とする価値観の大転換期に、京都市の事という話ではなく、大きな視野、先々の事を考えて選択して欲しいと思います。

最後は選挙のお願いの様になってしまいましたが、私自身は国政でも是々非々で特定の政党を支持しておりませんので、あくまで政治の話ではなく、大転換期においての京都市の役割、そして日本の役割から考えてのものですので、悪しからずご了承下さい。