コペンハーゲン、マルメからのフィードバック

帰国後も出張続きで、なかなか海外出張についても書く間がなく、その間のインプットが溜まり過ぎてますが、順番に北欧について書きたいと思います。

ベルリンからコペンハーゲンへはLCCで行きました。

ヨーロッパのLCCは、日本ともやはりシステムが違ったりすので、下手をすると、結局経済同友会の一行にも合流できないかも?という心配もあって、最悪その便がキャンセルになっても、他の会社の便で行ける様にと、かなり早くに空港に行きましたが、拍子抜けするほどスムーズに行き、夜にコペンハーゲンに着きました。

翌日はホテルで、まず基本的なデンマークの概要のレクチャーを受けましたが、色々な事が日本人の我々の思考では、真逆?と思える事がバランスしている様で、なかなか整理できません。

幸福度ランキング1位と言われるデンマークですが、この源泉は高い税金で高福祉である事で、実際、日本で100円感覚の飲料水が300円弱、スタバのコーヒーが600円程という感じで全てが高く、収入が多い人は所得税も60%ほどとの事で、驚くのが職種によって収入があまり変わらず、所謂、ホワイトカラーとブルーワーカーまでもが、手取りレベルがあまり変わらないそうです。

その分、教育、医療は無料であったり、休職中の手当てが厚く、生活をするのに安心できるということですが、それなら、頑張って勉強してTOPを目指そうという人が生まれず、怠ける人ばかりになるのでは?と思いますが、それがそうではなく、やはり国を動かそうとする様なエリートはしっかり優秀で、モチベーションも高いそうです。

小さい頃から”社会で貢献する様な仕事が良い”という教育や、テストが15歳まで無く、自分がしたい事を問われ続け、誰でもが一番になれる教育が浸透しているとの事ですが、俄かには、信じられない話で、でもそんな事だらけでした。

キャッシュレス、自転車優先社会、個人情報の徹底管理など、国家戦略としてのグランドデザインに則って、トータル的に考えられている様で、そんなブレない国の指針自体が大きな安心要素なのだと思います。

ウォーターフロント開発で、デザインセンターとして作られたBLOX HUBでは、施設のコンセプトや開発背景などのお話は聴く事ができず残念でしたが、翌日に行ったスウェーデンのマルメにあるSTUDIOというホテル&コミュニティースペースは、ここだけでも今回来た甲斐があったと思えるものでした。

広大なスウェーデンの南端に位置する第三の都市マルメは、全長16kmを結んだオスアン海峡連絡路が2000年に開通してから、コペンハーゲンと約350万人の経済圏を形成し、大国、大都市にも勝つ為の、独特の展開をしている様に感じました。

このSTUDIOという建物は、一階にはホテルのフロント(と言ってもカウンターデスクのみ)とカフェ、2階がコワーキングスペースと、テーマ毎に作られたミーティングスペースで、上の階にはオフィスとホテルがある複合型のスペースで、尚且つ、吹き抜けとなった階段は、地域の人に開放したスペースで、コンサートなども開かれるそうです。


コワーキングスペースにはやはりコーディネーターが常駐し、会員の要望などを聞いて、人や企業を繋ぐ役割をしており、その養成がポイントだとも言われていました。

このマルメ訪問も合わせて、コペンハーゲンの滞在は実質二日の滞在で、ほんの一端しか見れてないと思いますが、普段から弱者の戦略で考えている私などには、このSTUDIOの創られ方を見ただけで、狙いどころも分かり、自分のやっている事との方向性の確認も取れた気がしました。

”今後、都市は、優秀な頭脳をどう引っ張るかの競争だ”という説明もありましたが、大国でも大都市でもない、大企業でもない集団の創り方、向かい方がそこに有った様な気がします。

そんな見方をしていたのは、私だけかもしれません(笑)