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社長ブログ

2021.01.17

コロナ禍での1・17

これを書いている1月17日という日付で特別な想いを持つ人も年々少なくなっていると思いますが、阪神・淡路大震災が起こった日です。

私自身は当時神戸に住んでいて被災経験もあるので、やはり1・17と聞けば記憶が蘇りますが、年数が経過して記憶が薄れていくのはやむを得ないとは思います。

ただ時間経過以外にも、その後の東日本大震災から西日本豪雨災害などの大災害が頻繁にあった上、この1年コロナに振り回されて来た様に、次々と危機が訪れて来た事も要因である様に感じます。

問題はこれだけの大災害などもありながら、都度何ら抜本的な変革を行なえず、コロナというこれまでに経験したことがない危機を迎えても、制度や従来の固定概念や利害を崩してでも止めるという様なリーダーシップがなく、この期に及んでも何も変えられないという事だと思います。

「このままでは医療崩壊を招きます」と叫んで外出制限を呼びかけるのは対策の一つですが、他にできる事はないのか?あらゆる手立てを考えて可能性を検討するのが専門家のやる事であり、それで出て来た現状の法律や利害関係の問題からできない事を出来る様にしていくのが政治家の仕事で、そこの抵抗勢力やリスクに対して責任を負ってでも向かっていくのがリーダーのやるべき事です。

又、そんな責任を果たしていない口だけの人達が正しいかの様にマスコミなどで取り上げていて、それに賛同していては何も変えられないし、先延ばしの策しかできないのです。

色々と考えはあって、違う意見の人が悪いわけではないですが、ただ、どんな問題、状況でもそうですが、言っているだけの人と、自分が責任を負ってでもやろうとしている人を見分ける事が重要で、そこを見分けないと、言っているだけの人はほぼ言っているだけで何も変えられません。

と言って、その事をボヤいているだけでは同じになるので、我々としてもできる事を
進めていきたいと思います。

今週社内では改めて、ウエダ本社として価値が発揮できる所は何処なのか?皆で論議してもらっていましたが、これは、この政治的リーダーシップの欠如した中、我々が価値を発揮できる所をしっかり見極め、共有し、そこを広げていく事で、価値転換を図っていく事に向けてのものでした。

このブログを見て頂いている様な(物好きな)方は(笑)、同じ世界観を持たれていると思いますので、是非それぞれの立場や業界から、その価値が発揮できる行動を進めて頂きたいと思います。

そんな事が少しづつでも繋がっていけば、間違いなく転換期にある今、新たな世界が見えてくると思います。

危機の時には未来を描くバックキャスティング型の発想で行動していけるリーダーが望まれますが、それだけに罰則で言う事を聞かせようとするリーダーでは変えられないと思います。

阪神・淡路大震災から26年、この間に沢山の災害と危機を経験し、原発問題など、まだまだ被災が継続中の方が沢山おられる中、コロナでこれ以上、問題先送りをしている時間はありません。

是非、バックキャスティングで明るい未来を描き、行動するリーダーを見極めて、そういう人と行動を共にする人達が連携して、制度疲労を起こしている社会を、コロナ禍の世界を逆に侵食していきましょう!

コロナ禍での1・17の決意として。

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