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社長ブログ

2020.11.15

動きながら考える

今週も色々な事がありましたが、取り組んで動いていることで言えば大きく3つのことがありました。

まず一つは与謝野町プロジェクトですが、実はある方から、総務省の働き方(テレワーク)に関する補助金が、このプロジェクトにバッチリではないか?と勧めて頂いて申請していたのですが、11月末正式決定で3月までには実行しないといけないというタイトなスケジュールの中、採択候補に選ばれたもののこれがなかなか大変で、今週もスタッフや関係の方々に助けて頂いています。

そもそも国と直接行なう補助金申請など初めての経験で、しかもこれだけの短期間で無理がある中、民間でもなかなか理解されない私の考えや進め方が、明確な計画、実行とKPIが求められる補助金の考えと合う筈がなく、進めれば進める程ギャップ感が生じるのですが、補助金の為にプロジェクトを行なうのではなく、地域に対して役に立つ”場”としていける様に本来の目的に沿って考えていきたいと思っています。

社内体制面では昨年度から検討している、人事評価、給与体系の変更について、途中段階での社員アンケートや、それを基にしてのプロジェクトメンバーとのミーティングを行なっていました。

本来、この種のものは固まってない段階で説明するものではないと思いますが、改悪になっては元も子もないので、このパターンとこのパターンではどちらが良いだろう?という程度の問いでしたが、やはり思っていた反応と違うこともあって、やって良かった様に思います。

ただここでも、途中段階できっちりしていないものを出すと、ネガティブな反応が起こりやすいやすいということを感じました。

商品企画をする場合でもそうですが、物事を決めていく過程では、それの批判、問題点が出て来た方が良いのです。

決めていく側は、それらを拾っていきながら、最終変更できるギリギリまで修正(改善)できることはないか?と考えるのですが、意外とこれを逆にする人が多かったりする様に思います。

つまり当初に一生懸命考えて固めてから出して、一旦出すと、実はまだ修正もできるのに、反対や批判的な意見を聞き入れず押し通すことが、手順を重んじる人、所謂、賢い人によくありますが、このパターンでは良くないことをそのまま進んでしまうという、一回の失敗を致命的な痛手にしてしまいかねません。

PDCAを回すな!最近、よく言うフレーズですが、頭でっかちに考えてから行動している間に、世の中は変わってしまうこれからの時代、まずは動いて、動きながら変えていくというやり方でないと対応していけない様に思います。

それだけに見る側(情報を受ける側)も、答えが決まっている状況下で駄目なこと、足らないことばかりに目がいくと間違っていくので、その状況に合わせたものの見方にしていくことが求められます。

今週のもう一つのプロジェクトは、Jimukino-Ueda bldg.地下にライブ配信スタジオをオープンしたことでした。

Jimukino-Ueda bldgは丁度9年前の11月にリノベーションし、この地下スペースからミラツクのダイアログバー京都もスタートしたり、色々な活動や価値がこの場から発信されていきました。

9年が経過して、これもしっかりした計画がある訳ではないのですが、共同運営して頂く響映さんとの想いも同じだったので、両社とも意思決定は即決でしたが、こんな形で進められる関係と場があれば、動きながら新たな価値を生み出していけると思っています。

これからは、理屈で説明しないと通じない関係や、進められないプロジェクトの方が難しい時代になっていくと感じますし、いい加減で良いという意味ではないですが、感性、フィーリングで進めていくこと、その反応を感じながら、動きを変えていく対応が求められるのではないでしょうか?

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