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社長ブログ

2020.10.17

京都流の地域商社

今期は、これまでオフィスに向けて積み上げて来たことを地域に向けて展開していくと社内でも話しているのですが、今週はその動きが表れて来た週でした。

月曜日から京都府の宇治田原町の新庁舎前の芝生広場の所で、遊具メーカーのコトブキさんが全国で展開されているパークキャラバンという取り組みで、遊具やテーブルなどを設置してもらい、役所や地域の方にもご覧頂いていました。

勿論、勝手にできるわけではなく、新庁舎に備品を納めさせて頂いたことから、うちのスタッフが提案させて頂いて行なう事になったのですが、公園や広場という場所は、今後、働く場としても大変有効になっていくでしょう。

水曜日には久御山町で、まちのにわ推進プロジェクトという会議に参加させて頂きましたが、こちらでは行政の方と地域の企業、住民の方の距離感が程良くて、よくある形式的な会議ではなく、本当に官民が共同して町を良くしていこうというものでしたが、ここでの我々の役割は、仕事、働くという切り口から、良い町づくりにご協力させて頂く事です。

金曜日には京都府の最南端エリアである、けいはんな(京阪奈)オープンイノベーションセンターで行われた、多様な働き方改革支援セミナーで講演をさせて頂きました。

けいはんな学研都市は、東のつくば研究学園都市に対して国家プロジェクトで作られた、関西での最先端の研究開発エリアで、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)、国立国会図書館など国の機関ほか、大企業の研究所が連なる地区ですが、そんな所で、働き方改革についてお話しさせて頂くというのも偉そうな話でしたが、その事自体が、時代の変化でもあり、我々の役割だと思って、いつもながらの、風土が大事、人が大事!というお話をさせて頂きました。

今週は北部、与謝野町での動きは無かったですが、こうやって動くと京都府も本当に広く、京都府下には市内とは全く違って、それぞれに特徴があってポテンシャルもある自治体が沢山ある事も感じますし、それを通して日本全体ではもっともっと魅力的なコンテンツ、貴重な資産が埋もれている事や、このままではその大事な価値を無くしてしまいかねない危機も痛感します。

今週にはこの他にも、四国の自治体の方も見学に来られたり、昔作られたニュータウンの活性化の相談もあったりと、一挙にそんな話が集まって来ていますが、我々のやって来た、人の個性、多様性を生かして、その人達が交じり合って生まれていく価値を、これまでのオフィスだけではなく、公共スペースや地域に向けていく、地域商社へと転換していきたいと思っています。

地域商社というと、物をプロデュースして売買する様なイメージで少し違うのですが、まずは京都の価値観から、数値化されない様な価値を見出して、その地域と人を生かし、それぞれの地域の特性に合わせた豊かさを紡いでいける存在を目指していきたいと思います。

やっぱりここでも”京都流“の地域商社とでもした方が、しっくり来るかもしれません。

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