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社長ブログ

2020.05.30

正しい答え

今週はクオリア朝食会がありましたが、社長達が集まる様な会合は2カ月ぶりのものでした。

と言っても20名弱の人数で、テーブルもかなり距離を取って行ないましたが、貴重な意見や考えを聞けるこういう機会は大変重要だと改めて感じました。

特に今、そして今後も続く非常事態において、何が正解か分からない中、判断、決断をしていかないといけないTOPは、経験豊富な方々の具体的なお話を聞けるのは勿論、お話されておられる事からの気づきや、ピっと来る感覚というのが大切で、そのピッと来る感覚というものは、やはりオンラインでは得られないものだと思いますし、こういう会はしっかり行なっていくべきだと思いました。

今回は、やはりコロナ時代をどう生きるか?という内容で、堀場会長のお話が中心でしたが、対コロナにおいて、私がずっとモヤモヤしていた点をズバリ指摘されていたので、やっぱり間違ってなかったと自信も持てたのと、そこから連想される事で、我々としては、日本の働き方、日本人の仕事観を変えていく事、withコロナ時代に向けての働き方を推し進めていこうと決意も新たにできました。

堀場会長が仰っていた事で一番スッキリした点は、「リスクは回避するのではなく、マネージするものだ」という事です。
回避はゼロにする事で、日本のやっている対策はゼロにする事ばかりだが、ゼロになどできないので、それらをどうマネージするか?という視点を持たなくてはならないという事なのです。

正にwithコロナですが、私もコロナの問題についてずっとモヤモヤしていたのはこの点で、ゼロになどできっこないのに、何故そういう思考になるのか?

そしてそれが正解として、違う意見が間違いかの様に同調圧力をかけるのか?

この点が、自分の考えが理解されないから拗ねているのではなく、日本においては深刻な問題だと思っています。

この点も堀場会長は、”答えが無いのが答えというケースもある”という教育を受けて来た欧米などに対して、正しい答えを選ぶという教育を受けて来た日本の違いをお話されていました。

マスクが良いとなるとマスクをするのが正解となり、マスクをすれば良いという発想になっていくが、マスクをするのが答えではないのですが、日本人が残念な結果に陥りやすいのは、この様に順次送られて来た問や答えに対して、その表面上正しい答えを選んでいくので、枝葉の論議になり、結果、本来やるべき事から外れていく事が多くなるのです。

まだそれが平常時であれば、多少、本質から外れて行っても、大きな痛手にはならなかったり、元の道に戻れたりしますが、非常時ともなれば、その表面上の正解が致命的な失敗に繋がる事もあるので、非常事態に入った今、この日本人の発想が大変ヤバいという事なのです。

クオリア朝食会というのは、現在の堀場会長のお父様である堀場製作所創業者の堀場雅夫氏から、当時の40代中心の経営者を集めろ!と言われてスタートした会なのですが、”おもしろおかしく”という言葉を社是とされ、”いやならやめろ”という著書もありますが、人間の本質を追求され続けた方だと思います。

その堀場雅夫氏が、昔に脚を折った際には、固定されて動かすなと言われたのが、最近反対の脚を折った際には直ぐ動かせと言われて、何が違うのか?右足と左足で対応が違うのか?それを説明してくれと、権威ある医学博士に何人も聞いたが、納得する答えを言った先生は一人もいず、医学なんていい加減なもんや!と仰っていました。

名誉の為に言いますが、ご本人も医学博士を持たれており、当然、医学がいい加減なものと言われているのではなく、その位、その時に常識とさえ言われている事も、正解かどうかは分からないという事を仰っていたのです。

身近な話でもスポーツ経験者であれば、全員理解されると思いますが、いつの時代かまでは、運動中に水は一滴も飲んではいけない!と言われていましたが、今では全くナンセンスな話で、そんな指導で熱中症にでもなれば責任問題になります。

このコロナで、マスクなど着ける習慣の無かった欧米人までがしている光景が、凄く滑稽に見える時期もいつか来ると思います。

その頃には、どんな感覚のどんな人類が残っているのでしょうか?

少なくともそこに残っている人達から見て、マスクやフェースシールドで話している姿を滑稽と思われても、その時代のお陰で、今の日本は、世界は、地球は、助かったよねと言われる様にしたいものです。

 

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