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社長ブログ

2020.05.10

日本のチャンス

TRAFFFIC workstyle

連休明けの今週は、まだ二交代制を続けているので、私のチームは一日だけの出社でしたが、その日に営業ミーティングが予定されていたので、2階のTRAFFFICをビニールカーテンで仕切り、それぞれのチームが混じらない様に動線も分けて行いました。

二交代制勤務にして以降、毎日オンラインで参加できるメンバーは全員で振り返りなどの共有を行なっているのですが、元々は連休明けは月初の営業会議もあったので、この日は営業だけと、来週月曜日には一旦全員が集まっての会議を行なう事にしています。

我々もこの間、社内外とも打合せや主催イベント、参加するイベントなど全てオンラインで行なっていますが、オンラインで全く問題ないか、むしろ便利な所は多々ありますが、やはりオンラインではカバー仕切れない所もある様に思います。

本当は、移動や営業活動も制限されている時期なので、スタッフや、じっくり話したい人などと、折り入っての話であったり、普段なかなか言いにくい様なアドバイスなどでも、「まあ、色々あるけど頑張れよ」など、全然説明ついてない事でも、面と向かってお酒を酌み交わしながら(私は飲めないですが)、一緒にやろう!という様な、内部固めや、関係性構築など、ゆっくり話す事ができればこの期間も有意義に使えるのですが。

いくらツールが発達しても、そんな差が何処にあるのか? どんな事はリアルでないと駄目で、人と人が交差しないと駄目な事なのか?その辺りを分析していく事が、今後の働き方、組織の在り方を考えいく上で大きなポイントになると思います。

米国では、失業率が戦後最悪の14.7%となったという発表がありました。
戦後最悪という通りで、戦後の最悪期でも10.8%、リーマンショック後も10%だったとの事ですが、リーマン時にはこの失業率になるまでに一年掛かったのが、今回は一か月でこれだけの数字になったのに対して、回復もコロナの特性からしても元の経済活動には戻せないであろう事や、これもリーマンの時と違って、中国を含めて全世界一斉に大不況に陥る事から、立ち直りも比較にならない時間を要すると思います。

日本もここ数年続いて来た売り手市場をベースとした、ある意味甘い働き方は一変するでしょう。

”苦しい仕事”を制限して余暇を楽しもう的な、仕事が辛いものかの様なワークライフバランスなんて言ってられなくなるでしょう。

とは言え、満員電車で通勤し、管理されて考えもせず、ただただ指示された事を真面目に長時間行なう様な”仕事”や、参加しているだけの会議は無くなっていくでしょう。

この間の経験から改めて組織と個人、仕事と人生などの新しいバランスを、世界全体が探していく事になると思いますが、新しく世界の基軸となるものは、赤ちょうちんで肩でも叩きながら、「まあ色々あるけど頑張れよ」と乗り越えて来た日本に、そのチャンスがある様に思います。

少しは出歩ける様になれば、「色々あるけど頑張ろう」という光景をあちこちで広げていきたいものです。

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