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社長ブログ

2017.11.27

小田原の”自分ごと”

先週から、四半期が終わっての社員面談を行っています。

その合間?でもないですか、それ以外に先週は、火曜日にクオリア朝食会、水曜日には、富士通さんでのワークショップと、第四期を迎えた知恵の場京都の開催、金曜日には東京でLIVE ONの理事会と、新たな企てのミーティング、イベントへの顔出し、土日には、来月10日希望の探求というイベントで発表する、持続可能経済協会の提言を纏める為の小田原での一泊二日の合宿研修と、頭がぐちゃぐちゃになる一週間でした。

社員面談を行っての社内課題と、色々な方と話して、それぞれとの間で浮かぶ企て?、視察や、ディスカッションなどから感じる高揚感と、自分、自社との違いから感じる焦燥感など、、人工知能が無いととても処理しきれません。

今回の知恵の場のゲストは、TOPではなく、ヨリタ歯科クリニックの新谷さんの講演で、その立場からの”サブリーダーシップ”というお話が印象的でした。
実質NO2.というポジションから、TOPの意向を形にしていくところと、現場の意見をTOPに対して言うべきところ、そのバランスを取りながら組織の目指す方向に向かわせるという、この立場での”自分ごと”の意識を感じました。

土日の研修で、実は初めて小田原に行ったのですが、そのポテンシャルに驚かされました。

まずは研修の会場を提供頂いた鈴廣かまぼこさん、その敷地内にある、かまぼこの里は何と年間の来館者が180万人だそうで、一民間企業、しかも、かまぼこという商品で集客されている姿に度肝を抜かれました。

そのオフィスは、太陽光発電だけではなく、光ダクトを設置して自然光をとりこんだり、小田原ヒノキを積極的に使用された、地産地消を徹底的に考えたものでした。

又、ほうとくエネルギー(株)という、市民、地元企業から出資や寄付で地域の再生可能エネルギーの普及を、地域が主体となって取り組む会社、それを生み出す森林を保有される方、耕作放棄地でソーラーシェアリングを展開する農家の方など、様々な立場の民間が、それぞれの役割で絡み合って、実際に動いているという市レベルでの”自分ごと”を見せて頂きました。

土日の研修は、この視察がメインではなく、あくまで会議室でのワークショップディスカッションで、そもそもこの経済協会は、発起人のアミタホールディングスの熊野会長が、もういい加減事業家が本気で”自分ごと”で社会課題に向かっていかないといけないという想いで立ち上げられたもので、それに呼応したメンバーが缶詰でやるのですから、どれだけ脳が消耗したかは、ご理解頂けると思います。

最後に、ほうとくエネルギーという名前に引っかかった方もおられたかと思いますが、この地は、二宮尊徳翁生誕の地で、尊徳翁を祀った報徳二宮神社もあり、小田原が素晴らしいのは、こういう思想がベースにあるのだ!と結論付けたいところでしたが、地元の方曰く、この20年ようやく学校で尊徳翁の事を教える様になったとの事で、それ以前の人は、他の地域と同レベルでしか知らなったそうで、その思想がベースにあるという事でない様でした。

そんな背景がないのに、どうしてこれだけ”自分ごと”として捉えている人が多いのか?

今週も残りの社員面談がありますが、その辺りも、研究したいものです。

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