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社長ブログ

2017.07.23

『人で勝つ経営』とオフィス環境

今週は予定が重なりまくりの出張でした。

水曜日に担当している経済同友会例会に出席後、最終近くで横浜入り、翌朝、盛和塾世界大会の二日目のみ出席でその日は東京泊、翌朝はトップフォーラムで軽井沢のホテルに直行してセミナーのみ出席して、京都へとんぼ返りという週でした。

それぞれが中途半端で、しっかり学べてないよなあ〜と反省も多いのですが、トップフォーラムでの、LIXIL前副社長八木さんの「人で勝つ!」という戦略人事のお話は、ウエダ本社として考えている所と重なる事も多く、勇気とヒントを頂きました。

企業の中で人事が抵抗勢力になっている事が多く、自ら人事のプロを自負され、日本で人事のプロを作っていかないと、日本企業の弱体化が止まらないという危機感をお持ちの八木さんは、戦略というからには、ゴールをしっかり持っているか?つまり勝ちの定義を持っているか?と投げかけられます。
そして、人事の勝ちとは、人と組織で最高のパフォーマンスを出す事、経営を差別化する為、自分の会社らしい人事をする事だとの仰っていました。

しかし、これだけの意識を持った”攻める人事部”というのが、日本の中で何社あるのか?
少なくとも私は、出会った事がありません。

八木さんは、LIXILの前にGEでも人事リーダーを務めておられたのですが、GEが競合他社と倍以上の生産性を上げていたのは、社員のやる気が高い事が大きな理由だと明言しておられました。

人がやる気になれば生産性が高まり、成績も上がる、こんな事は当たりだと思うのですが、何故か、日本の会社は、そういう事に目を向けていません。

ウエダ本社で考えている事と合致するというのは、単にオフィスを作るとか、ましてや備品を販売するという事ではなく、働く人がいかにやる気を起こす様な環境、制度、教育、風土、場というものをトータルでサポートするという事を目指しているのですが、残念ながら、それでどの様に、どの位効果が出るのか?というエビデンス、要は、そこにそれだけお金を掛けて、どの位利益が上がる?という数値的なものが無いとなかなか進まないの です。

お金を生まないオフィスはできるだけ安くして、社員のモチベーションなどを考えず、ただ管理するという、右肩上がりの時代の価値観のまま運営されている所が殆どです。

とは言え、最近漸く、オフィスの重要性の認識が高まり、我々にその企業さんの根幹やシンボリックになる所をお任せ頂いたり、ご相談頂いているケースが増えて来て、実はそういう事もあって、それぞれの会合に顔出ししている事もあるのですが、我々は、人の大切さ、人のやる気の重要性に理解ある経営者の会社から、『人で勝つ経営〜その為のオフィス環境』という考えを広めていき、日本の総務を変えていきたいと思います。



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