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社長ブログ

2015.08.02

第8回の京都流議定書で、感慨深かったこと

今年も京都流議定書が無事終了し、通常営業に戻った一週間でした。

その後も、目立った失敗、クレームなどの報告もなく、全体を通して皆が本当に良くやってくれたと思います。

それどころか、加えて嬉しい知らせを頂きました。

二日目の講演中に、小さいお子さんがぐずっていたのを、うちのスタッフが機転を利かせて、椅子で簡易ベットを作り、毛布を用意して寝かしてくれていたという事がありました。

その対応に喜ばれたお母さんが、後日、ハイアットさんにお礼を言って来られたそうなのですが、”それはウエダ本社のスタッフの方です”と伝えて頂き、その上で、ハイアットの方が報告をして来て頂いたのでした。

二日目の午後は毎年、京都フォーラムとして、素晴らしき経営研究会が主催で、京都流議定書の実質の主催者である我々は、この枠だけは共催という立場ではありますが、単なる参加者なのです。

ですので、黙って見過ごしていても普通かもしれない所を連携して、こういう対応を即座に行ってくれていたのが、大変嬉しい対応でした。

他にも、急遽会場からステージに上られる事になった方に、PC操作をしている所から椅子を出しに回ったり、午前中のブロックスさんのワールドカフェに参加されていた方から、セッションに参加していた社員が素晴らしいとお褒め頂いたり、マニュアルでは規定できない皆の行動や言動に大きな成長を感じました。

何の為に儲かりもしないイベントを手間を掛けて行なうのか?という聞かれ過ぎた質問がありますが、いくつもある目的の大きな一つに社員研修という事があります。

我々の様な中小のディーラーが価値を出していく為には、組織力を上げないと勝てる筈がないのですが、通常の業務では、むしろ一人一人バラバラで、職種的にも一丸となる事がありません。

それを連携を利かせて動けるチームにするには、プロジェクトやイベントが役立つのです。

しかも、ハイアットリージェンシーという一流のスタッフの方と一緒に動くのですから、間近で学べる事も多く、これなどはなかなか得られるものではありません。

もっと分かり易く言えば、リッツカールトンに社員全員で研修で行くと、どれ位費用がかかるでしょうか?

そう考えると、それだけでも費用をかける価値はないでしょうか?

京都流議定書は、何年目かまで、皆スーツを着用していました。

ところがそれでは、ホテルの方と間違うお客様もおられて、混同をさける為、この何年かは幹部以外はシャツのみにしています。

お客様の混同を避ける為という意味には二つあり、実際、お客様が困られるという事ともう一つは、ハイアットさんにご迷惑をお掛けするという意味もあります。

お客様がハイアットのスタッフの方と思われた我々の対応が悪ければ、ハイアットさんのイメージダウンになるのです。

それが8年目にして、お客様がハイアットのスタッフの方だと喜んで頂いたのが、うちのスタッフの対応であったというのは、ちょっと感慨深い話です。

そうは言いつつ、まだまだ、そして新たな課題もあります。

しかし本業と少し近づいた今回は、終了後の今週から、本業と絡めて来年に向けて一歩一歩進めていきたいと思います。

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