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社長ブログ

2014.07.13

京都流議定書、KYOCA、暗黙知から

今週末は京都流議定書を行います。

7回目を迎える今年は、今までとは全く違うものであり、大きな転換期となると思います。

ずっとお世話になってきたハイアットリジェンシーさんではなく、今年は、リノベーションしたビルのお披露目も含めてKYOCA(京果会館)で行なう為、不安要素たくさんです。

そもそも広告代理店やイベント設営などの会社を使わず、たかだか30人の会社で、全部自前で行なってきた事自体が無謀であった面もあるのですが、そこはハイアットさんの設備、オペレーションのベースの上に乗っかっているところが大きく、ある意味最低限の運営は担保されているという側面がありました。

ところが今回は、ホントに全て自前であり、設備も新設で初めての使用、そこにお披露目も含めてたくさんの方が一挙に入られるという、専門の方からすれば、相当無謀な話だと思います。

昨年のこの時期(イベントの1週間前くらい)に、”来年のイベントでは、これまで行なってきた企画から私はやらないので、まず、京都流議定書が皆にとって要るのか要らないのか?から考えてのぞんで欲しい”と言っていました。

それには大きな二つの意味があり、一つは京都流議定書というイベントが大変評価を頂いているにも関わらず、自分達の物になっておらず、ボランティアかお祭りか、作業や現場仕事だけで行なっているという状況から脱却させなければならない事と、もう一つは、今年の時点、そしてそれ以降、私はKYOCAの方にベッタリ関わっていかなくてはならないであろうから、ウエダ本社の運営自体も全て、自らが主体となって行ってもらいたいと考えての事からでした。

今回、施設的にも、オペレーション的にも頼るものが何も無い中運営し、何人かが、京都流議定書を行っている事のメリット、強みを体感してくれれば、ウエダ本社での運営、働き方自体も変わっていくと思いますし、そこに行かないと、働く環境の総合商社と標榜しているウエダ本社としての独自性、存在意義も構築していけないのです。

今週、当社も共催で関わらせて頂いている京大こころの未来研究センターでのセミナーで、野中郁次郎さんの下で動かれている富士通総研の方の講演があり、久しぶりに暗黙知と形式知の話を聞きました。

京都流議定書は、”こういう事が大事”、”絶対ここの筈”と当初から考えていた私なりの暗黙知を、その後、色々な方との出会いや、学びなどから、軌道修正、紆余曲折しながら、会社としてのナレッジ、形式知にしていく事ができるのか?という段階なのだと思います。

それを皆に託しながら、私は又、ど素人でありながら、ある専門のデベロッパーの方から言わせると、イキナリやるには、最も難易度の高いプロジェクト(色々な状況含めて)だと言われるKYOCAの方に全力を傾けたいと思っています。

こちらでは又、色々な人からダメ出しも頂いていますが、それでも”絶対これでいける筈”という自分なりの暗黙知で、頭を打ちながらも進めていきたいと思います。

と言いながらも、ウエダ本社独自の話ではなく、時間をゆっくり掛ける訳にもいきませんので、この大きな魅力の形式化にご協力頂ける、それぞれのプロフェッショナルな方がおられましたら、是非ご協力下さい!                        

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