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社長ブログ

2007.05.16

京都市新景観政策

今日は経済同友会での例会で、大島京都市都市計画局長が新景観政策についてのお話を聞きました。

共感できるのは、50年後100年後に、立派な景観を残したいという思いで取り組んで行かれた事、高さなどで競うような価値観は東京、大阪、名古屋などに任せて、京都は違う価値観で生きていくべきだという点です。
又、どう考えても袋たたきにもなりそうな事を、桝本市長が一切揺るがず、最後まで通されたという点は、大変素晴らしいと思います。

私は常々、綺麗ごとをいう人をあまり信用しません。
むしろ、こんな事やると絶対良く思われないのに・・という事をやる人は、自分の利益から行動しているわけではないケースが多いので、信用できると思います。
そういう意味でも、今回の京都市長始め議会も大英断だったと思います。

今回の決定では、むしろ京都以外の方からは絶賛されたと言われていたのと、もう既に、木屋町辺りから違反している看板・サインなどの修正を求めて歩かれているらしいのですが、そのビルの施主や、運営をしているのが、東京の会社が多いという話が印象的でした。

利害関係がある京都の人たちは、反対をする気持ち、実際困ることもあるというのは分かりますが、お金だけ持っている京都の事を何とも思っていない人達が、京都の景観を崩して行っている事にもっと危機感を持つべきだと思います。

又、今回の政策に京都の人が諸手を挙げて賛成しているわけでもないのに、京都以外の京都を好きな人達が、絶賛されているという所が、皮肉でもあり、そういう所にも京都の問題がある様に思うのですが?

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