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社長ブログ

2006.11.16

法然院

今日、経済同友会の例会で法然院のご住職のお話を聞きました。

大変、分かり易く宗教についてお話頂き、宗教を身近に感じる事ができました。
まず、日本には約75000の寺院があるそうですが、それだけ残っているのは、今までの日本の殆どの寺院が先祖供養に重点を置いて来たからで、それはそれだけの寺院があるにもかかわらず、日本人の多くが無宗教であると答える事とも関係があるとおっしゃってました。
というのは、言わばビジネスになる先祖供養にばかり力を入れて来て、本来の大きな寺院の役割である、聞法という様なそれぞれの仏教の意味合いを説くという事を行なっていなかったからだという事です。

又ご住職曰く、全ての仏教で教えが違うわけで、本来はそれぞれの教えを知り、自分にあった宗派を選ぶべきであり、自分が楽になる考えの宗派を選ばないと、本来の意味がないとも言われていました。

又、昔は農業であったり、狩猟であったり、同じ事の繰り返しで生活をしており、単純であった為、あの世に生きがいを見つけようとしたが、今は常に決断を迫られる時代であり、そうすると、この世で生きがいを見つけられる人、決断力、発想力を持っている人には素晴らしい時代だが、生きがいが見つけられない人には苦しい時代である。
又それだけに現代において、同じ事を繰り返している寺院の空間はより重要性を増してくるのではないかという様な事も話されていて、大変興味深いお話でした。

最後に現代における京都の寺院の役割は、それぞれの宗派の事をしっかりと説き、拝観する寺から聞法する寺となり、自分の人生を考えて頂く上で切欠となる寺院になれないか?という事を考えて行動されているという事でした。

こんな風に考えてくれる寺院が多くなれば、そして75000もある中の多くがこの様な考えの寺院になってくれれば、道徳感、人生感から教育の問題まで一気に改善され、正しい、立派な宗教観を持った日本人が出てくるようになってくると思うのですが・・

法然院の梶田ご住職の事は今後も注目したいと思います。

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