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社長ブログ

2020.02.02

セブ島での展開

今、セブの空港で書き始めています。

既報の通り、1月からセブの英会話スクールの経営権を取得する事になったので、自分自身で体験する事とそれぞれの打合せの為、今週は火曜日からセブにいました。

ウエダ本社がセブ?英会話スクール?と、殆どの方が意味分からないと思いますが、私自身は英会話は別としても、ウエダ本社に来た20年前、更に言えば、自分で創業した27年前からずっと考えていた事なのです。

「ウエダ本社は働き方改革を、国が進めているからやっているのではない!」とよく言っているのですが、私自身が独立した一番大きな理由は”いつでも何処でも選択して働いていきたい”という、今で言えばワーケーションや”暮らす様に旅をする”というライフスタイルを描いてのものでした。

ところが海外どころか、京都、滋賀にエリア限定の様なビジネスモデルのウエダ本社に入る事になり、その立て直しでほぼ守って来た20年だったのです。

こういう話をすると、”ずっと攻めて来たイメージがしますけどね?”と言われるのですが、変化はし続けて来ましたが、まず足元を固めて、京都でのポジション確立に専念していたというイメージでした。

「オフィスなんて無くなるよ!」 これもスタッフに向けて10数年前から言って来た事ですが、それを誰もが想像できる様になって来た今、それだけ以前からその本質を追いかけて来た我々だからこそ、次の展開を進めていかなくてはならないと思っています。

一昨年自社内に開設したTRAFFFICは、正に今回の展開に繋げる場であり、Fが3つなのは、Time、Space、Mindset(固定概念)から解き放たれようというコンセプトで、一緒に運営するリリースさんが考えてくれたものですが、「単にイベントスペースでも貸会場でもない!」と言っているのも、そんな理由からで、地方と結び付けていき、何処でも働いていく事に繋げていく場としていくものです。

たまたま時期が重なってしまったのですが、今年から京都府の与謝野町の物件を取得したのもこの流れで、与謝野町で仕事を生み出し、IT企業でもない我々が地方で働いていけるというモデルを作り、そこでコミュニティーを作っていく事によって、地方の活性化に繋げていきたいと思っています。

そして、”いつでも何処でも”を目指していくのですから、国内だけでなく海外もいずれと思っていた所に、今回のスクールが売却を検討するという話が入って来て、急転直下での経営権取得を決めたのでした。

とは言え、イキナリの海外ビジネスで、しかも専門でもない英会話スクールという事業ですから、いくらずっと考えていたとしても無謀なのは分かっていますので、今回の肝は、これまでの創業オーナー(と言っても若い日本人)にそのまま社長をやってもらい、3年の内に自立できる状態にしてもらうという条件でのスタートで、その間に我々としては、そこを拠点化して、我々の考える展開を広げていこうとしているのです。

まだ内部事情もあるので、ここではスクール名やオーナーも匿名にさせて頂きますが、元々は売却して次の展開をしていこうとされていたオーナーも、自分が立ち上げたスクールがうまく行く事を望んで、快く協力してくる事になったのと、我々よりも高い金額提示を行なった所を断ってまで、一緒にやって頂く事になっています。

更に、一昨年に私がセブで一か月勉強した、ワクワークイングリッシュの創業オーナーの山田貴子さんと、COOでもある森住さん夫妻と連携していく話が出て来て、昨年末から話し込んで来たのですが、今回は、このスクールの創業オーナーと、山田さん夫妻にも予定を合わせてもらって、セブでミーティングを重ねていたのでした。

構想というより妄想かもしれませんが、ひょっとするとトンでもない事になりそうなワクワクする話になっていますが、ここ最近特に、こういう事がソーシャルキャピタルなのだと、つくづく感じています。

ウエダ本社に来て、自分が引くと確実に倒産すると感じた時、スタッフやその家族の生活を守る事が先決で、自分のやりたい事をやっていくという訳にはいかないのだと思って、自分が独立した時の想いは抑え込んで来たのですが、それから四半世紀が経って私も50代後半!!となり、思っていた方向、やりたかった事と、世の中の環境が重なって来て、一気に進めていこうとしているのです。

二年程前から、「ようやく私も、ソーシャルビジネスの支援者(周りで言って頂く様なそんなつもりはないですが)ではなく、プレーヤーになります」と言って来たのもこんな経緯からでした。

気持ち的にはダボス会議のグローバルシェーパーズに負けない様に、これから新しい60歳像を目指していきます(笑)

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