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社長ブログ

2019.10.06

共感コピー機ビジネスで連携を

今週はトピックスが多い週でしたが、まだ言えない事も多いので、公表できる様になれば順次ブログでも書いていきたいと思います。

その中の一つですが、革靴をはいた猫さんと共同プレス発表を行いました。

革靴をはいた猫さんについてご存知ない方は、サイトをご覧頂ければと思いますが、龍谷大学で障がい者と共にカフェ運営を行なう活動を行なっていた学生が、障がいを持ったメンバーの働き方に触れ、彼らの可能性が認められる社会にしていこうと、卒業と同時に起業した、靴磨きを通して職人を作っていくベンチャー企業です。

その革靴をはいた猫さんと、この度、中古のコピー機を整備して磨き、”共感コピー”として販売するビジネスを展開していく事になりました。

彼らを知ったのは一昨年の京都流議定書の会場で、靴磨きを行なってくれていた時でしたが、知的障がいや発達障がいなど、コミュニケーションに課題を抱える人達を”磨き”に向かわせていくビジネスに面白い!と思いました。

これまで、色々な障がい者問題に取り組む団体とも関わりも持ってきて、どんな障がいがどんな事に向くのか?も見てきたので、その特性を生かすこのビジネスは、面白いと感じました。

ただ最初はいつもの通り、何かビジネス構築に向けてサポートできればという関わりだったのですが、その後、リベラルさんという会社の存在を知り、考えが変わりました。

今まで障がい者の雇用において、自社で何かビジネスを手掛けられるとは思っておらず、それもあって色々な団体に協力という形で関わって来たのですが、我々のメインの取り扱い商品であるコピー機ビジネスで、障がい者雇用を見事に成り立たせておられる光景を見て衝撃を受け、革靴をはいた猫の代表の魚見さんにこのビジネスを持ちかけたのでした。

その後、魚見さん達にはリベラルさんに研修に行ってもらって、リベラルさんにご指導も頂いて、ようやくこの日に漕ぎ着けたのです。

このビジネスは障がい者雇用を生むという事だけではなく、それに付随した大きな意味合いがいくつかあります。

一つは、一般の企業で、コピー機という何処にでもあり、事業活動には欠かせない商品において、どうせなら社会に取って良い物、意味ある物を導入していこうという流れを作る事によって、それこそポーズでのSDGsではなく、企業を社会性を考える方向に向けて行けるという事。

又この連携は、企業が特例子会社を作ったり、法定雇用率を守る為に自社内で障がい者を雇用するのではなく、それぞれの得意を生かしての連携ですので、今後、障がい者雇用を増やしていく新たな可能性を広げる事に繋がると思っています。

連携という言葉は、より広い、立場の違った組織などが一緒に行なう協働という言葉に比べて、行政と民間や、大学と企業など、違う専門スキルを持った人や組織が同じ目的を目指すという意味ですが、もっとそれぞれの企業や団体が、その意味に忠実に、足らないスキルを持っている人や団体と連携していけば、色々な可能性を生んでいけると思います。

それがイノベーションという事になるのですが、その為にも、同じ目的、想いを持つ所と連携していく事が、色々なリソースが足らない中小企業ではやるべき事ですし、変革をしていかないといけない大企業においても必要なのです。

同じ目的、価値観を持つ所を見つけていく為にも、まずは共感コピー機を導入されませんか?

それは半分?冗談にしても、共感ビジネス、共感マネーを広げて、連携を生みやすい環境を作って行きましょう!

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