沖縄で考えるアイデンティティ

先週のセブ島に続いて、今週は沖縄に行っていました。

その沖縄に行く朝に、首里城が炎上しているというショッキングなニュ―スが入り、結果、正殿含めて主要施設が全焼しました。

その日行ったのは宮古島で、那覇での様子は分かりませんでしたが、沖縄の方のショックは、我々には計り知れないほどのものだったと思います。

30数年かけての修復工事が今年終わったばかりというのも、やるせない気になりますが、沖縄の方にとっては、歴史と文化のシンボルという表現では軽すぎるくらい、精神的支柱や沖縄のアイデンティティそのものという存在が、一瞬にして無くなってしまったのですから、我々が軽々しく論じられるものではないと思いますし、今後、沖縄の方々にとって、どうあるべきか?に、他の日本国民がどの様にサポートできるのか?という方向で考えていきたいものです。

今回、宮古島は四年ぶりでしたが大変なバブルで、この5年間で40万人程だった観光客が120万人と3倍になっているのですが、今年の3月には、1周が100㎞の島に、二つ目の空港ができ、更なる観光客が押し寄せる事が想定され、一坪2000円の土地が500倍の100万円で取引されるなど、開発ラッシュとなっていました。

少し前は石垣島が開発され、その開発には無縁で、山、川が無い事から、海への流れ込みが無く、最も綺麗な海というのが宮古島の魅力だったのですが、この先、どの様になっていくのか気がかりです。

この時期に不謹慎かも知れませんが、建物は、消失しても技術さえ残っていれば、再度建てる事はできますが、自然環境は、一旦壊してしまうと二度と同じ様には復元する事はできません。

その事をどれほど、今、開発していく我々は認識しているのか?何十年どころか、何千年、何万年もの時をかけて形成されてきたものを、今の時代の自分達の利益を優先して、取り返しのつかない消失をさせてしまったらどうなるのか?そんな想いがよぎります。

そんな開発ラッシュがありながら、現状は、綺麗な海、豊な自然環境の宮古島で、参加していたトップフォーラムのスケジュール以外は綺麗な海のアクティビティとは全く無縁で、殆どホテルで仕事をしていました。

帰りに乗り継ぎの関係で数時間立ち寄った那覇でも、電話ミーティングと、久しぶりに、沖縄教育出版元会長の川畑さんにお目にかかり、色々とお話を伺い、今回の出張も全く遊びは無かったですが、大変充実した濃密な時間を過ごしました。

我々も今、色々な事で動いていこうとしています。

開発を進めていく所、守っていく所、自分で走る所と任していく所、そんなバランスを頭で考えていても答えは出ないと思いますし、結局は、存在意義に照らし合わせていくしかないのでしょうね。

そう一週間の出来事も含めて振り返ってみると、我々の会社ももっとアイデンティティが重要だなぁと感じます。

一気に動いていく中、開発を進めて取り返しのつかない事にならない様に、組織がバラバラとなっていかない様に、ウエダ本社とは何か?というアイデンティティを、皆で考え、確立していきたいと思います。