Teal Journey Campus で降りて来たこと

今週は、土曜日に東工大で開催されたTeal Journey Campusに行っていました。

これは、その出版の仕方、本の分厚さ、翻訳されたビジネス書など、売れる要素が無い中で、7万部という記録的なベストセラーとなったTealの著者であるフレデリックラルーさんが、日本での売れ方に興味を持たれて、日本に行っても良いという話になり、解説を行った嘉村さんや英治出版の下田さんが中心となって準備して来られたもので、実は、翌日以降のキャンプにもお誘い頂いたのですが、先約もあってそれは行けず、この日だけはと思って参加したのですが、Tealという一つのテーマで、これだけのメンバーとセッションの内容、400名もの参加者と、普段はTealに関してそれぞれで活動している人達が集まった運営スタッフなど、短期間でのこれだけの出来上がりに感心しました。

 

学生時代から、ファシリテーション、それを使った場や組織のインパクトについて研究をしてきた嘉村さんが、最もシックリと来たというのがラルーさんのTealで、その日本語訳が出ると聞いて、理解者が関わらないとニュアンスが伝わらないとの想いから協力を申し出て解説に関わったのですが、この事がベストセラーとなった要因の一つである事は間違いありません。

発刊されたのが昨年の一月で、昨年の京都流議定書も、ズバリTeal組織をテーマにして開催しましたが、それから約1年で、これだけのウネリを起こして来たのですから、他人事ながら、本当に嬉しく、誇らしく思います。

今回、嘉村さんの奥さんにも会場で会いました。

結婚式にも招待を受けながら、その時には日本におらず、今回”漸くお会いできて”と言うと、“かなり以前にお会いしていて、その際岡村さんに怒られたんです”と言われてビックリしました。

嘉村さんには2009年の京都流議定書で、いくつかの学生団体を連れて参加してもらったのですが、その際の関わり方などについて怒った事があり、その時、学生スタッフで同席されていたとの事で、焦りました(笑)

そんな時からの、そして怒ったにも関わらず、その後10年もお付き合い頂いている関係から、ついでに偉そうな事を言わせて頂くと、その嘉村さんは東工大の准教授となり、Tealの第一人者となって、ラルーさんを招聘してこんなシンポジウムを開催され、当時同席していた学生さんが奥さんになられてその場で会えるのですから、目的に向かって進んで来られた事が見事な成果となって、個人的にも大変嬉しく思いました。

そしてまた、当時学生団体で出ていた尾角光美さんも留学中のイギリスから帰国して参加されていていたのですが、彼女が立上げて10年となるリヴオンという団体では理事を務めているのですから、考えてみると10年でのそれぞれの活動が一瞬に繋がった日でした。

この前日には、やはり理事を務めているミラツクがミュージックダイアローグさんとコラボしたセッションを京都で行なっていました。

ミラツク代表の西村さんも今や理化学研究所にも席を置き、最近はアートにまで関わりを広げていっていって、その進化ぶりが凄いですが、彼も嘉村さんから、”二十代からファシリテーションを追っ掛けていたのは自分と西村君だけです”と言って紹介されたところからの付き合いでした。

そして西村さんとダイアログバー京都を開催している所にも来ていた桜井さんが展開したリリースという、当初はプロジェクトであったものに関わり、そのプロジェクトから一般社団となったリリースとは、今一緒にTRAFFFICという場も展開するに至っています。

今回のラルーさんのお話で、腑に落ちたというのか、それでやっていこう!と思ったのは、自分が目的を持つというより、目的が降りて来るので、その目的があなたを発見する様に準備をするという事であり、組織も同じで、組織が行きたがっている目的があり、それを耳を澄ませて聞く事、感じる事が大事だというお話でした。

論理的に考えると意味は全く分からないと思いますが、この場に集まっている人は、そんな感覚を持っている人が多い様に思います。

 

論理的に考えて、自分の損得で考えると割の合わない事ばかりに何故向かうのか?

それは目的が降って来て、その声を聞いて動いていっているからだと思います。

そんな目的を持った人達がそれぞれ素晴らしい活躍をする様になり、変わり出している社会にインパクトを与えていっています。

我々も、京都という小さい世界ではありますが、面白い話が集まって来ていて、大丈夫かな?と思ったりもしていたのですが、これも今、目的が降って来ているのだと感じました。

とは言え、日本がこの流れを受けて転換できるか?あまり時間は無いと思いますので、我々としても、組織が行きたがる(生きたがる)目的に集中して向かって行こうと思います。